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PDFの日付を変更する方法|表示内容・ファイル時刻・メタデータ別

PDFの日付を変更したいときは、最初に「その日付をどこで見たか」を確認する必要があります。PDFのページ上に見える日付、Windowsのファイルプロパティに表示される作成日時・更新日時、PDF内部のメタデータは、それぞれ別の情報です。

たとえば、ページ上の日付を修正しても、ファイルの作成日時やメタデータのCreationDateは変わりません。反対に、メタデータを変更しても、本文に印刷された日付はそのままです。本記事では、3種類の日付を見分け、目的に合った方法で変更する手順を解説します。

  • 編集前の注意:日付の変更は、自分が編集する権限を持つPDFで行い、元のファイルは必ず別に保管してください。署名済み文書や提出記録を変更すると、署名の有効性や文書の信頼性に影響する場合があります。

PDFの日付は3種類|まず表示場所を確認

日付を見た場所日付の正体おすすめの方法変更しても変わらないもの
PDFの本文、ページ下部、入力欄ページ上の文字またはフォーム値UPDFで直接編集、または検索して一括置換Windowsのファイル時刻、PDF内部のメタデータ
Windowsの「プロパティ」ファイルシステムの作成日時・更新日時PowerShellでファイル時刻を指定ページ上の日付、PDF Info/XMP
PDFの文書情報やメタデータ確認ツールPDF Info/XMPの作成・変更日時PDF CandyまたはExifToolページ上の日付、Windowsのファイル時刻

ページ内に見えている日付を直したい場合は、UPDFの編集機能が最短です。作成日時や更新日時をファイル管理上の値として変更したい場合は、Windowsまたはメタデータの方法へ進んでください。

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PDFの中に見える日付を変更する方法【UPDF】

UPDFでは、PDF内の編集可能な文字、複数ページで繰り返される文字、入力可能な日付フィールドを処理できます。ページの下部にある文字も、必ずしもPDFの「フッター」として認識されるわけではありません。見た目の位置ではなく、単独の文字か、繰り返される文字か、フォーム欄かで方法を選びましょう。

1か所の日付を直接編集する

本文や申請日など、修正箇所が1か所または少数の場合は、文字を直接編集します。

  1. UPDFでPDFを開き、上部の「ツール」から「編集」を選択します。
  2. 「テキストの挿入と編集」を選び、変更したい日付をクリックします。
  3. 古い日付を選択し、新しい日付を入力します。必要に応じてフォント、サイズ、色を周囲の文字に合わせます。
UPDFで申請書提出日を直接編集

スキャンしたPDFで文字を選択できない場合は、先にOCRを実行して検索・編集可能なPDFへ変換します。OCR後は数字や年月日の誤認識がないかも確認してください。

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複数ページの同じ日付を一括で変更する

各ページの下部に同じ改訂日が繰り返されている場合、1ページずつ編集する必要はありません。文字として検索できれば、UPDFでまとめて置換できます。

  1. 左側の「検索」を開き、置換したい日付または日付を含む文字列を入力します。
  2. 「テキストを検索して置換」を選択し、検索結果の件数と各ページの位置を確認します。
  3. 変更対象だけを選択します。すべて同じ日付なら「すべてを選択」を使用できます。
  4. 下の入力欄に新しい日付を入力し、対象を確認して「置換」をクリックします。
UPDFでPDF内の文書改訂日を一括置換

同じ操作画面で検索結果を選択して「削除」を実行すれば、不要な日付をまとめて削除することもできます。ただし、検索語が本文中にも使われている場合は、全選択する前に各一致箇所を確認してください。

この方法は、底部の文字がUPDFのヘッダー・フッター機能で認識されないPDFにも利用できます。「ページ下部にある」ことと「編集可能なフッターオブジェクトである」ことは同じではありません。

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入力可能な日付フィールドを変更する

日付が青い枠などの入力欄に入っている場合は、フォーム値として変更します。入力モードで対象フィールドを選択し、指定された形式で新しい日付を入力してください。カレンダーが表示されるフィールドでは、候補から日付を選択できます。

UPDFでPDFフォームの日付を変更

見た目が同じでも、日付フィールドと通常のページ文字は別の要素です。通常の文字として選択できないときは、先に入力欄として操作できるか確認すると、レイアウトを崩さずに修正できます。

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元のPDFを残して保存する

日付を変更したら、「名前を付けて保存」で別名のPDFとして保存します。保存したコピーをいったん閉じて開き直し、変更した日付、文字の位置、フォント、フォームの入力状態を確認してください。

PDFの「名前を付けて保存」機能

この保存操作は元ファイルを残すためのものです。新しいコピーを作成しても、PDF内部の作成日時が必ず希望する値に変わるとは限りません。メタデータも変更したい場合は、後述の専用方法を使用します。

ページ上の日付を修正する必要がある場合は、UPDFを使えば、単独の文字編集から複数ページの一括置換、フォーム入力まで1つのアプリで進められます。

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WindowsでPDFファイルの作成日時・更新日時を変更する方法

エクスプローラーでPDFを右クリックし、「プロパティ」に表示される作成日時と更新日時は、Windowsが管理するファイル時刻です。PDF内部のCreationDateやModDateとは別に変更できます。

まず対象PDFをコピーし、PowerShellで次のように実行します。パスと日時は自分のファイルに合わせて変更してください。

$targetPdf = 'C:\Documents\sample.pdf'
$pdfFile = Get-Item -LiteralPath $targetPdf
$pdfFile.CreationTime = [datetime]'2024-01-15 10:30:00'
$pdfFile.LastWriteTime = [datetime]'2024-06-20 16:45:00'
$pdfFile | Select-Object Name, CreationTime, LastWriteTime

最後の行で、設定後の作成日時と更新日時を確認できます。ファイルへの書き込み権限がない場合や、同期サービスが時刻を更新する場合は、期待した値が維持されないことがあります。

この操作で変わるのはWindowsのファイル時刻だけです。PDFを別のフォルダーへコピーしたり、オンラインストレージから再ダウンロードしたりすると、作成日時が再び変わる可能性があります。

PDF内部のCreationDate・ModDateを変更する方法

PDFには、文書情報辞書のCreationDateとModDateに加えて、XMPのCreateDate、ModifyDate、MetadataDateが含まれることがあります。複数の日時が共存し、値が一致していないPDFもあります。

PDF Candyで作成日時・更新日時を変更する

PDF Candyの「PDFメタデータ編集」は、画面上で作成日時と更新日時を指定できるため、1ファイルを手早く処理したい場合に向いています。

  1. 「ファイル追加」からPDFをアップロードします。
  2. 「作成日時」と「更新日時」に希望する日時を入力します。
  3. 変更を適用し、処理済みPDFをダウンロードします。
  4. ダウンロードしたファイルをメタデータ確認ツールで再確認します。

オンラインサービスへPDFを送信する方法なので、個人情報、契約情報、社内資料などは、所属組織のアップロード規則を確認してから使用してください。

PDF CandyでPDFメタデータを変更

実ファイルで確認したところ、PDF Candyのウェブ版はPDF Infoの作成日時と更新日時を変更できました。一方、元のPDFにXMP日時が存在する場合、その値は更新されず、新旧の日付が併存しました。利用する閲覧ソフトによって表示される日時が異なる可能性があるため、すべての内蔵日時をそろえたい場合はExifToolを使用します。

PDF Candy Desktop Proも作成日時と更新日時を編集できます。今回の検証ではPDF InfoとXMPの作成・変更日時が同期されましたが、独自項目を含む複雑なXMPは簡略化されました。重要な文書では、変更後に日付以外のメタデータも確認してください。ウェブ版とデスクトップ版は処理結果が異なるため、同じものとして扱わないことが大切です。

タイトル、作成者、キーワードなども含めて整理したい場合は、PDFのメタデータを編集する方法も参照してください。

XMPも統一するならExifToolを使用する

ExifToolは、PDF InfoとXMPの日時タグを個別に確認・変更できる無料のコマンドラインツールです。オフラインで処理したい場合、複数ファイルへ同じ操作を行いたい場合、秒やタイムゾーンまで指定したい場合に適しています。

Windows版を展開してPowerShellを開き、最初に対象PDFの日付を読み取ります。

.\exiftool.exe -a -G1 -s `
  '-PDF:CreateDate' `
  '-PDF:ModifyDate' `
  '-XMP-xmp:CreateDate' `
  '-XMP-xmp:ModifyDate' `
  '-XMP-xmp:MetadataDate' `
  '-FileCreateDate' `
  '-FileModifyDate' `
  'C:\Documents\sample.pdf'

表示されたタグを確認してから、必要な内蔵日時を指定します。次の例では、PDF InfoとXMPの作成・変更日時をそろえています。

.\exiftool.exe `
  '-PDF:CreateDate=2025:09:01 11:22:33+09:00' `
  '-PDF:ModifyDate=2026:09:03 16:17:18+09:00' `
  '-XMP-xmp:CreateDate=2025:09:01 11:22:33+09:00' `
  '-XMP-xmp:ModifyDate=2026:09:03 16:17:18+09:00' `
  '-XMP-xmp:MetadataDate=2026:09:03 16:17:18+09:00' `
  'C:\Documents\sample.pdf'

書き込み後、最初の読み取りコマンドをもう一度実行し、値を確認します。ExifToolは通常、元ファイルをsample.pdf_originalとして残すため、確認が終わるまで削除しないでください。

ExifToolでPDFメタデータの日付を確認

ExifToolによるPDFの変更は増分更新です。現在表示される日時を変更できても、以前の情報がファイル内部から完全に消去されたことを意味しません。共有前にメタデータそのものを削除する必要がある場合は、PDFのメタデータを削除する方法を確認してください。

変更後に確認する3つの場所

変更後は、操作した項目だけでなく、関連する日付が矛盾していないか確認します。

  • ページ上の日付:PDFを閉じて開き直し、本文、ページ下部、フォーム欄の表示を確認します。
  • Windowsのファイル時刻:エクスプローラーの「プロパティ」またはPowerShellで作成日時・更新日時を確認します。
  • PDF内部の日時:PDFの文書情報またはExifToolでPDF InfoとXMPの日時を確認します。

どの日時を信用すればよいか判断したい場合は、PDFの作成日を確認する方法で、確認場所ごとの違いを詳しく説明しています。

PDFの日付を変更する前の注意点

  • デジタル署名:署名済みPDFを編集すると、署名が無効になったり、変更後の状態として表示されたりする場合があります。
  • 真正性:日付は編集できるため、それだけで文書の作成時期や真正性を証明することはできません。
  • 権限と原本:提出済み文書、契約書、他者が管理する文書は、権限と保管ルールを確認し、原本を残してください。
  • 履歴の除去:「表示される日付を変更すること」と「以前の情報を復元できない状態にすること」は別の作業です。

PDFの日付変更に関するFAQ

PDFの作成日時を変更するとバレますか?

変更を隠せるとは限りません。ページ上の日付、Windowsのファイル時刻、PDF Info、XMPが一致していなければ、複数の確認方法で差が分かります。署名状態や過去の版が別に保存されている場合もあるため、日付変更を真正性の偽装に使用しないでください。

「名前を付けて保存」でPDFの作成日時は変わりますか?

新しいファイルとして保存すると、Windowsのファイル作成日時が保存時刻になることがあります。ただし、PDF内部のCreationDateが同じ値へ変わるとは限りません。保存後にファイルプロパティとPDFメタデータを別々に確認してください。

PDFの作成日時や更新日時を完全に削除できますか?

表示中のメタデータ項目を削除しても、旧版、増分更新、バックアップ、署名情報などに履歴が残る場合があります。単なる日付変更と安全なメタデータ除去を同じものと考えず、共有目的に合ったサニタイズ方法を選んでください。

まとめ

PDFの日付を変更するときは、まず表示場所を確認します。ページ上に見える日付ならUPDF、Windowsのファイル時刻ならPowerShell、PDF内部の日時ならPDF CandyまたはExifToolを使います。

UPDFでは、1か所の文字編集、複数ページの一括置換、フォーム入力を1つのアプリで進められます。変更後は別名で保存し、ページ表示、ファイル時刻、PDF Info/XMPを目的に応じて再確認してください。

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