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PDFのメタデータを編集・削除する方法|作成者やタイトルを見直す

PDFの文書情報に古いタイトルや個人名が残っている場合は、メタデータの確認が必要です。ただし、ファイル名、文書のプロパティに登録された情報、ページ上の文字は、それぞれ変更する場所が異なります。

まず、変更したい名前がどこに表示されているかを確認しましょう。文書のプロパティにある情報は説明フィールドで編集します。ただし、欄を空にする操作と、ファイル内のメタデータをすべて削除する処理は同じではありません。

ファイル名・本文・メタデータは別の情報

メタデータは、PDFの内容を説明するために保存される文書情報です。代表的な項目は、タイトル・作成者・件名・キーワード。文書のプロパティから確認できます。

直したいもの 変更する場所 変更例
フォルダーに表示される名前 ファイル名 申請書.pdf → 申請書_提出用.pdf
文書のプロパティに登録されたタイトル プロパティの「タイトル」欄 古いテンプレート名 → 今回の資料名
文書のプロパティに登録された作成者名 プロパティの「作成者」欄 不要なら空欄にする
PDFのページ上に表示される表題や氏名 PDFの本文 本文を修正する、または必要な箇所を墨消しする

ファイル名の変更と、文書のプロパティにある「タイトル」「作成者」欄の編集は別の操作です。PDFを開いたときにタブやタイトルバーへ表示される名前は、閲覧ソフトや文書の表示設定によって異なります。「タイトル」欄を書き換えても、その表示が変わるとは限りません。

ページ上の表題そのものが古い場合は、メタデータではなくPDFの文字を編集する方法が対象です。

残す情報と削除する情報の決め方

社内で管理する資料なら、正式なタイトルや担当部署名を残すと識別しやすくなります。一方、社外へ渡す資料では、担当者の個人名や社内管理用の語句まで必要とは限りません。

例えば、取引先へ送る申請書なら、資料を識別できるタイトルを残し、個人名や社内管理用の語句は共有の必要性を判断します。キーワードは、対応する文書管理システムなどで資料を探すための情報です。検索・分類に使わない場合、無理に埋める必要はありません。

UPDFで文書情報を編集する手順

Windows版UPDFのプロパティでは、通常の文書情報(Info)を編集できます。現在、変更は別形式のメタデータであるXMPには同期されません。XMPにも同じ情報が保存されているPDFでは、欄を空にしてもファイル内に元の情報が残ります。以下は通常の文書情報を整える手順です。編集する権限のあるPDFを用意し、原本は残して作業します。

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1. プロパティで現在の情報を確認する

UPDFでPDFを開き、ページ上で右クリックして「プロパティ...」を選びます。「情報」タブの「概要」で「タイトル」「作成者」「サブタイトル」「キーワード」を確認します。編集モードで「プロパティ...」が表示されない場合は、上部ツールバーの「閉じる」で編集モードを終了してから、もう一度右クリックしてください。

PDFのプロパティを開く

2. 必要な項目だけを書き換える、または空欄にする

文書情報に登録されたタイトルを直す場合は、プロパティの「タイトル」欄に正しい名称を入力します。例えば「取引先情報更新申請書(確認用)」と入力すると、この欄で確認用の資料であることを識別できます。

不要な作成者名などは、対象の欄の文字列を消します。例えば「タイトル」を残し、「作成者」と「サブタイトル」を空欄にできます。キーワードを変更・消去した場合も、保存後の状態を次の手順で確認してください。ページ上の氏名や表題は、この操作では変わりません。

PDFのプロパティでタイトルを変更

3. 共有用のコピーを保存し、変更結果を確認する

入力を終えたら、画面右上の保存アイコン横にある下向き矢印を開き、「名前を付けて保存...」を選びます。元のPDFと区別できる名前と保存先を指定してください。

変更したPDFを別名で保存

保存したコピーを開き直し、「情報」タブでタイトルの変更と各欄の状態を確認します。空にしたキーワードが再表示される場合は、削除できたと判断しないでください。共有前には、プロパティの表示に加え、XMPに保存されている情報も確認しておくと安心です。

保存後に空欄のメタデータを確認

UPDFで本文の修正も行う場合は、配布するコピーに変更をまとめてから最終確認すると、古いファイルを取り違えにくくなります。

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個人情報を渡したくない場合は、メタデータ以外も確認する

個人情報をファイルから取り除く必要がある場合は、プロパティの編集だけで完了とせず、XMPを含むメタデータの削除に対応した処理と、保存後の確認が必要です。本文やコメント内の名前も別に確認しましょう。

情報がある場所 確認する内容 対処の考え方
文書情報 作成者、件名、キーワードなど 通常の文書情報を見直し、XMP内の残存情報も確認する
ページ上 氏名、住所、連絡先、社内向け記載 公開しない箇所を墨消しする
本文以外 コメント、添付ファイル、追加のメタデータなど 内容を点検し、必要に応じてサニタイズの削除対象を確認する

ページ上の秘密情報を取り除く場合は、見た目を覆うだけの図形ではなく、PDFの墨消しを使います。サニタイズは隠れた情報を処理する機能で、ページ上の文字を対象にする墨消しとは役割が異なります。

隠れた情報をまとめて処理するときも、削除対象の一覧を読み、必要なコメントや添付資料を失わないかを判断してください。最後は、実際に送るコピーで本文と付随情報を点検します。

変更できない・反映されないときの切り分け

症状 まず確認すること
プロパティの「タイトル」欄を直しても、タブなどの名前が変わらない 閲覧ソフトと文書の表示設定を確認する。タブなどにファイル名が使われている場合、「タイトル」欄の変更はその表示に反映されない
プロパティの説明フィールドに入力できない 編集制限の有無を確認し、必要なら作成元に編集可能な原本を依頼する
保存後もプロパティの説明フィールドに古い値が残っている まず保存先とファイル名を確認する。正しいコピーでも値が再表示される場合は、XMPに元の情報が残っていないか確認する。UPDFのプロパティ編集ではXMPは同期されない
日時や作成ソフト名を書き換えられない 説明フィールドとは別の項目。表示される情報がすべて編集可能とは限らない

保存そのものが失敗する場合は、メタデータの入力内容とは切り分けて、PDFを保存できない場合の対処法を確認してください。

PDFのメタデータに関するよくある質問

Q1. 作成日時とファイルの更新日時が違うのはなぜですか?

PDF内部の文書情報と、OSが管理するファイル情報は別です。どちらの日時を見ているかを確認してください。タイトルや作成者の編集欄で、日時も同じように変更できるとは限りません。

Q2. スキャンしたPDFでもメタデータを編集できますか?

ページが画像でも、PDFに文書情報が保存されている場合があります。メタデータの確認はOCRとは別の作業なので、まずプロパティを開いて編集可能な欄を確認してください。

Q3. UPDFの無料版で保存したPDFを提出できますか?

無料版では保存時に透かしが追加されます。確認用に試す場合と、そのまま提出する場合を分けて考え、提出前に出力結果と利用条件を確認してください。

まとめ

UPDFでは「タイトル」「作成者」などの通常の文書情報を編集できます。共有予定のPDFで必要な項目を見直し、保存したコピーに変更が反映されているか確認しましょう。個人情報を取り除く場合は、XMPに残る情報や本文・コメント・添付資料も確認が必要です。

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