Excelで作成した名簿や商品リスト、管理表などを整理していると、入力済みのセルに文字を追加したい場面があります。
例えば、商品番号の前に「No.」を付けたり、名前の後ろに「様」を追加したり、複数のセルに同じテキストをまとめて入れたい場合です。1つずつ手入力すると時間がかかりますが、Excelの関数を使えば、文字列の先頭や末尾にテキストを効率よく追加できます。
この記事では、Excelでセル内の文字列の先頭・末尾にテキストを追加する方法を、基本の関数から一括編集の手順までわかりやすく解説します。
この記事でわかること
- Excelでセルの先頭にテキストを追加する方法
- Excelでセルの末尾にテキストを追加する方法
- ExcelをPDFに変換した後、PDFにテキストを追加する方法
1. Excelでセルの先頭にテキストを追加する方法
Excelで作成したデータを整理していると、入力済みセルの先頭に同じテキストを追加したい場面があります。
例えば、名前の前に「Dr. 」を付ける、番号の前に固定の文字列を追加する、一覧表の各項目に同じ接頭語を入れるといったケースです。1つずつ手入力すると時間がかかりますが、Excelの関数や外部ツールを使えば、複数のセルにまとめてテキストを追加できます。
ここでは、Excelでセルの先頭にテキストを追加する方法を2つ紹介します。
1.1 関数を使ってセルの先頭にテキストを追加する方法
Excelでセルの先頭にテキストを追加する最も基本的な方法は、CONCAT関数を使うことです。
CONCAT関数は、複数の文字列やセルの内容を結合できる関数です。セルに入力されている元の内容を残したまま、その前に指定したテキストを追加したい場合に便利です。
例えば、A1セルの内容の前に「Dr. 」を追加したい場合は、別のセルに次の数式を入力します。
- =CONCAT("Dr. ",A1)
この数式を使うと、「Dr. 」とA1セルの内容が結合され、セルの先頭にテキストが追加された形で表示されます。
手順は以下の通りです。
1.元データが入っている列の隣に、新しい列を用意します。
2.同じ行の別セルに、=CONCAT("Dr. ",A1) と入力します。

3.Enterキーを押すと、先頭にテキストが追加された結果が表示されます。
4.同じ処理を他のセルにも適用したい場合は、フィルハンドルをダブルクリックします。

5.一部のセルだけに適用したい場合は、フィルハンドルをドラッグして範囲を指定します。
この方法を使えば、元データを直接変更せずに、セルの先頭に同じテキストをまとめて追加できます。必要に応じて、作成した結果をコピーし、「値のみ貼り付け」で元の列に上書きすることもできます。
1.2 Kutoolsを使ってセルの先頭にテキストを追加する方法
関数を使わずに操作したい場合は、Excel向けの外部ツールを利用する方法もあります。Kutoolsには、選択したセルにまとめてテキストを追加できる「Add Text」機能があります。
数式の入力に慣れていない場合や、複数のセルをまとめて編集したい場合は、この方法を使うと作業しやすくなります。
手順は以下の通りです。
1.コンピューターにKutoolsをダウンロードし、インストールします。
2.テキストを追加したいExcelファイルを開きます。
3.テキストを追加したい列またはセル範囲を選択します。

4.上部リボンメニューから「Kutools」タブを開きます。
5.「Text」をクリックし、表示されたメニューから「Add Text」を選択します。
6.表示された入力欄に、追加したいテキストを入力します。

7.位置オプションで「最初の文字の前」を選択します。
8.右側のプレビューで結果を確認します。
9.問題がなければ、「適用」または「OK」をクリックします。
これで、選択したセルの先頭に指定したテキストをまとめて追加できます。
ただし、単純にセルの先頭へテキストを追加するだけであれば、まずはExcelのCONCAT関数を使う方法で十分です。Kutoolsは、同じような編集作業を頻繁に行う場合や、関数を使わずに操作したい場合の選択肢として考えるとよいでしょう。
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2. Excelでセルの末尾にテキストを追加する方法
生徒の成績表や集計表を作成していると、入力済みの数値の後ろに「%」や単位などのテキストを追加したい場面があります。
例えば、成績表に各テストの得点や合計パーセントが入力されているものの、パーセントの列に「%」記号が付いていないケースです。件数が少なければ手入力でも対応できますが、行数が多い場合はかなり手間がかかります。
Excelでは、関数やテキスト追加機能を使うことで、セルの末尾に指定したテキストをまとめて追加できます。ここでは、セルの末尾にテキストを追加する方法を紹介します。
2.1 CONCAT関数を使って末尾にテキストを追加する方法
セル内の値の後ろに任意のテキストを追加したい場合は、CONCAT関数を使う方法が便利です。Excelに標準で用意されている関数なので、追加ツールを使わずに処理できます。
例えば、E3セルの数値の後ろに「%」を追加したい場合は、空いている列に次の数式を入力します。
- =CONCAT(E3," %")
この数式では、E3セルの値と「 %」を結合しています。パーセント記号の前にスペースを入れたい場合は、上記のように「%」の前に半角スペースを入れてください。
手順は以下の通りです。
1.空いている列の最初のセルに、=CONCAT(E3," %") と入力します。
2.Enterキーを押して、E3セルの値の後ろに「%」が追加されていることを確認します。

3.フィルハンドルを下方向にドラッグして、同じ数式を他の行にも適用します。

これで、対象列の各セルの末尾に「%」をまとめて追加できます。必要に応じて、作成した結果をコピーし、「値のみ貼り付け」で元の列に置き換えることもできます。
2.2 Kutoolsを使ってセルの末尾にテキストを追加する方法
Excelの関数や数式に慣れていない場合は、Kutoolsを使ってセルの末尾にテキストを追加する方法もあります。Kutoolsのテキスト追加ツールを使えば、数式を入力せずに、画面上の操作だけで指定したセルにテキストを追加できます。
特に、複数のセルに同じ文字をまとめて追加したい場合や、関数を使うのが不安な場合に便利です。手順は以下の通りです。
1.コンピューターにKutoolsをダウンロードしてインストールし、Excelで対象のファイルを開きます。テキストを追加したい列またはセル範囲を選択し、上部リボンメニューの「Kutools」タブをクリックします。

2.表示されたメニューから「テキスト」のドロップダウンメニューを開き、「追加テキスト」を選択します。
3.「テキスト」フィールドに追加したい文字を入力し、「位置」オプションで「最後の文字の後」を選択します。入力した文字が元の内容とつながって見える場合は、必要に応じてテキストの前にスペースを入れてください。プレビューで問題がなければ、「OK」をクリックします。

これで、選択したセルの末尾に指定したテキストをまとめて追加できます。
3. ExcelをPDFに変換した後、PDFにテキストを追加する方法
Excelで表や資料を作成し、PDFとして保存した後に、文字の追加や一部修正が必要になることがあります。
この場合、元のExcelファイルを修正してから再度PDFを書き出すこともできます。ただし、レイアウトが変わったり、再確認の手間が増えたりするため、少しだけ文字を追加したい場合にはあまり効率的ではありません。
PDF化した後のファイルに直接テキストを追加したい場合は、PDF編集ソフトを使うのが便利です。
UPDFなら、Excelから変換したPDFを開いて、必要な場所にテキストを追加できます。元のExcelファイルを作り直さずにPDF上で編集できるため、提出前の修正や補足説明の追加にも使いやすいです。
UPDFでは、テキスト追加のほかにも、PDF編集に必要な機能をまとめて利用できます。
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・テキスト/画像の編集
・PDFへの注釈追加
・鉛筆ツールでの手書きメモ
・OCRによるスキャンPDFの文字認識
・PDFページの整理
・ヘッダー・フッターの追加
・ExcelファイルからPDFを作成
UPDFの魅力は、PDF編集に必要な機能を1つのソフトでまとめて使えることです。ExcelをPDFに変換した後にテキストを追加したい場合も、次の手順で簡単に操作できます。
1. 以下の「無料ダウンロード」ボタンをクリックして、UPDFをダウンロードします。インストール後、UPDFアイコンをダブルクリックして起動します。
2. Excelデータを含むPDFファイルを開きます。ファイルをUPDFにドラッグ&ドロップするか、「ファイルを開く」からPC内のPDFを選択します。
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3.PDFを開いたら、左側のメニューから「PDF編集」を選択します。続いて、上部メニューの「テキスト」をクリックします。
4.編集したいテキスト部分をダブルクリックすると、テキスト編集カーソルが表示されます。カーソルを追加したい位置に合わせて、必要なテキストを入力します。
この例では、数値の後ろにパーセント記号を追加しています。

編集やテキストの追加が完了したら、「Ctrl + S」を押します。これで、既存のPDFファイルに加えた変更が保存されます。
まとめ
Excelで作成された一覧表や管理データを扱っていると、入力済みセルの先頭や末尾に同じテキストを追加したい場面があります。
例えば、名前の前に「Dr.」を付けたり、数値の後ろに「%」を追加したりする場合です。件数が少なければ手入力でも対応できますが、データ数が多い場合は時間がかかります。
このようなときは、ExcelのCONCAT関数や外部ツールを使うことで、セルの先頭・末尾にテキストを効率よく追加できます。
一方で、ExcelではなくPDF形式で表データを受け取った場合は、Excelの関数だけでは編集できません。その場合は、PDF編集ソフトを使ってPDF上に直接テキストを追加する方法が便利です。
UPDFを使えば、Excelから変換したPDFや表データを含むPDFに、必要なテキストを直接追加できます。PDF化した後に一部の文字を修正したい場合や、補足情報を入れたい場合は、ぜひUPDFを無料で試してみてください。
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