PDFのコメント・注釈を削除するには?本文を残して整理する手順

提出前のPDFから、付箋やハイライトだけを消したいときは、「注釈」を選んで削除します。独立した注釈なら、本文や表を残して、個別またはまとめて削除できます。

この記事では、個別・一括削除の手順と、削除できない場合の確認点を解説します。非表示にしただけではコメントは残るため、別名で保存した提出用PDFを開き直すところまで確認しましょう。

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削除する範囲と、残したい情報を確認する

指摘への対応を確認してから、削除する範囲を決めます。レビュー記録が必要な場合は、元のPDFを残して提出用のコピーを作りましょう。

目的・状態 選ぶ方法 確認すること
不要なコメントだけを消したい コメントを1件ずつ削除 残す指摘を巻き込まない
提出用PDFからコメントをすべて消したい コメント一覧から全選択して削除 別のページの注釈も選択されているか
画面や印刷物でだけ見えなくしたい 表示・印刷設定を調整 元のPDFにはコメントが残る
書き込みが注釈として選べない 文書の状態を確認 ページの内容に組み込まれた文字や線ではないか

コメントを消すときは、「編集」モードで本文や画像を選択しないようにしてください。

コメントを1件ずつ、またはまとめて削除する

Windows版UPDFでは、左側の注釈一覧でコメントと該当ページを確認しながら削除できます。UPDFをまだお持ちでない方は、下のボタンからダウンロードして、以下の手順をお試しください。

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PDFを開き、「注釈」モードに切り替えて、左側の「注釈」パネルを表示します。ここからは、残したいコメントがあるかどうかで操作を選びましょう。

必要なコメントだけを削除する

ほかのレビュー意見を残し、対応済みのコメントだけを整理したい場合に向いています。似た内容の指摘があるときは、該当ページも確かめてから削除しましょう。

  1. 注釈一覧から削除したい項目を探し、クリックして該当ページを表示します。
  1. 対象のページとコメント内容を確かめ、コメントの三点メニューから「削除」を選びます。
注釈一覧からコメントを削除する操作
  1. 対象が一覧とページ上から消え、本文や残すコメントが変わっていないことを確認します。最後に、後述の手順で別名保存してください。

PDF内のコメントをすべて削除する

レビューを終え、コメントを残さず提出するコピーを作る場合に使います。まだ対応が必要な指摘がないかを確認し、元のPDFは保管しておきましょう。

  1. 注釈一覧の検索語と、投稿者・種類などのフィルターを解除します。
  2. 一覧のコメントをクリックしてから「Ctrl+A」を押します。本文や入力欄ではなく、ほかのページも含めてコメントの項目が選択されていることを確認してください。
PDF全体のコメントを選択した注釈一覧
  1. 選択範囲が正しければ「Delete」キーで削除します。一部しか選ばれていない場合は、削除せずに一覧の選択状態を見直します。
  1. 一覧と各ページに注釈が残っていないかを確認し、提出用PDFを別名で保存します。

Adobe Acrobatでコメントを削除する

Acrobatを使っている場合も、コメントパネルから対象を選んで削除できます。

  1. 対象のPDFを開き、右パネルの「コメント」を選びます。
  2. コメントパネルで削除する項目を選び、そのコメントの「オプション」から「削除」を選びます。
Acrobatのコメントメニューにある削除
  1. 残すコメントと本文を確認して、元のファイルとは別名で保存します。

コメントやハイライトが削除できないときの確認点

削除できないときは、「選べるが削除できない」「選べない」「一部だけ残る」のどれに当てはまるかを確認します。

選べるのに削除できない場合

コメント自体のロックと、PDF全体の変更権限は別のものです。

Acrobatでコメントがロックされている場合は、変更権限があれば、コメントを右クリックして「プロパティ」を開き、「ロック」を解除してから削除します。この設定は注釈単位のもので、PDFの権限パスワードとは別です。

コメントのプロパティにあるロック設定

PDF全体で注釈の変更が制限されている場合は、ファイルを開けても削除できないことがあります。パスワードや権限を求められた場合、または共有レビューで他の人のコメントを消せない場合は、作成者・所有者に変更可能なコピーや対応を依頼してください。

一覧に出ず、ページ上でも選べない場合

検索やフィルターを解除しても選べない書き込みは、次の状態が考えられます。

  • フラット化された注釈: 見た目をページの内容に統合しているため、元の付箋やハイライトとしては削除できないことがあります。
  • スキャンされた書き込み: 紙に書かれた文字や線を画像として取り込んでいる場合、注釈一覧から削除する対象にはなりません。
  • 本文や画像として追加された内容: 注釈に見えても、実際にはページ本文の一部である可能性があります。

こうした場合は、フラット化前・書き込み前のPDFを探すか、元の作成ファイルから出力し直します。フラット化は書き込みをページに統合する処理であり、削除する方法ではありません。

白い図形で覆う、不透明度を下げるといった操作も、元の情報の削除にはなりません。画像の書き込みで隠れた本文は、注釈削除では復元できません。

一括削除したのに一部が残る場合

検索語・フィルターを解除し、残ったマークを注釈一覧で選べるか確認します。選べるものは個別に削除し、選べないものは前項の「ページ内容に組み込まれた書き込み」に当たるかを確認してください。

一覧が空でも、ページ上の書き込みがすべて消えたとは限りません。見た目も併せて確認しましょう。

別名で保存し、提出するPDFを開き直す

削除後は、実際に提出するファイルを開き直して確認します。

  1. UPDFの右上にある保存アイコン横のメニューから「名前を付けて保存...」を選び、元のPDFと区別できる名前・保存先を指定します。Acrobatでも元のファイルを残して別名保存します。
コメント削除後のPDFを別名で保存するメニュー
  1. 保存した提出用PDFを開き直し、ファイル名と保存先を確認します。
  2. 検索・フィルターを解除して注釈一覧を確認します。すべて削除した場合は、注釈があった各ページも見直してください。
  3. 本文・表・画像・ページ数が変わっていないか、必要なコメントが残っているかを元のPDFと見比べます。
コメント削除後に開き直した提出用PDF

印刷プレビューで見えなくても、元のPDFにはコメントが残っている場合があります。PDFを渡す場合は、ファイル自体で確認してください。

よくある質問

Q1. 削除したコメントは元に戻せますか?

削除直後なら、UPDFの「Ctrl+Z」で操作を取り消せます。ファイルを閉じた後も戻せるとは限らないため、削除前のPDFを残しておきましょう。

Q2. PDFのコメントを消せば、共有済みのコピーや履歴も消えますか?

手元のPDFで削除しても、送信済みのコピーや共有先の履歴まで消えるとは限りません。共有先のファイルやレビュー記録は、別に確認してください。

Q3. コメントを削除する前に、内容だけ保存できますか?

はい。Windows版UPDFでは、注釈一覧からコメントをPDFまたはテキスト形式で書き出せます。レビュー記録が必要な場合は、削除前に書き出し、元のPDFも残しておきましょう。

Q4. Acrobatで、元のコメントを残して返信だけ削除できますか?

はい。削除する返信のオプションメニューから「削除」を選びます。元のコメントと取り違えないよう、返信の内容を確認して操作してください。

まとめ

不要なコメントだけなら個別に、提出用PDFからすべて消すなら一覧からまとめて削除します。選べない・削除できない場合は、注釈のロックや文書の権限、書き込みがページの内容に組み込まれていないかを確認してください。

最後に別名保存したPDFを開き直し、コメントの消し残しと本文の状態を確認してから提出しましょう。

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