A4のPDFをA5に縮小する方法|印刷・別ファイル保存・複数資料の扱い

会議で配る資料やイベントの案内を、A4よりコンパクトなA5にして持ち歩きやすくしたい。そんな場面で迷いやすいのが、印刷設定を変えるだけでよいのか、PDF自体を作り直す必要があるのかという点です。

紙で配るならA5用紙への縮小印刷、データで渡すならA5サイズのPDFとして保存する方法を選びます。どちらも、文字や表を切り取らず、ページ全体を収めることが大切です。

この記事では、Windows・MacでA4のPDFをA5に縮小する手順と、仕上がりの確認ポイントを紹介します。

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目的 読むところ できあがるもの
紙で配りたい A5用紙に縮小印刷する A5の印刷物。元のPDFはA4のまま
PDFで提出・共有したい A5サイズのPDFとして保存する ページ寸法をA5にした別ファイル

縮小率の目安は約70.7%。 A4は210×297 mm、A5は148×210 mmです。A5の面積はA4のおよそ半分ですが、縦横をそれぞれ50%にするわけではありません。印刷では、用紙の余白に合わせて縮小率が変わることもあります。

ページの端を切るトリミングや、A4用紙に2ページを並べる面付けとは区別しましょう。ここでは、A4の1ページをA5の1ページに収める方法を扱います。

A4のPDFをA5用紙に縮小印刷する

紙で配るだけなら、元のPDFを作り直す必要はありません。A5対応プリンターに用紙をセットし、内容全体が収まるように印刷します。Macで印刷する場合は、後述の「プレビュー」の手順も使えます。

1つのPDFを印刷する(Windows)

Windows版UPDFでは、次の順に設定します。

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  1. 印刷画面を開く。 A4のPDFを開き、右上の保存メニューから「印刷...」を選びます。
A4のPDFから印刷メニューを開く
  1. プリンターと用紙を選ぶ。 実際に紙を出力するプリンターを選び、「用紙サイズ」をA5、縦の資料なら「向き」を縦にします。
  2. ページ全体を収める。 「サイズ」で用紙に収まる拡大縮小設定を選び、プレビューで文字や表の四辺が欠けていないかを確認します。
A5用紙にページ全体を縮小して印刷する設定
  1. 1ページ試してから印刷する。 小さな文字や細線が読めるかを確認し、問題がなければ必要なページ範囲を印刷します。

紙に出す場合は、「Microsoft Print to PDF」などのPDF出力先を選ばないようにします。PDFファイルを作りたい場合は、次の保存方法を使ってください。

複数のPDFをまとめて印刷する(Windows)

会議資料などが複数のファイルに分かれている場合は、Windows版UPDFのバッチ印刷でまとめて扱えます。

  1. バッチ印刷を開く。 ホーム画面の「ツール」から、マルチファイル操作の「印刷」を選びます。
  2. 資料を追加する。 「ファイルを追加」からPDFを登録し、印刷する順番を確認します。
A5で印刷する複数のPDFを順番に追加する
  1. A5での出力を設定する。 A5対応プリンター、A5用紙、ページ全体を収める拡大縮小設定を選びます。向きやサイズが混在する資料では、内容が欠けないかも確認します。
複数のA4資料をA5用紙に収める印刷設定
  1. 少量の試し刷り後に実行する。 代表的な資料で仕上がりを確かめてから、まとめて印刷します。

一括印刷は、ファイルごとにA5のPDFを自動保存する機能とは別です。 PDF出力用のプリンターを使う場合は、出力が1つにまとまるか、ファイルごとに保存操作が必要かを少数の資料で確認します。個別に納品する場合は、出力後のファイル数・名前・ページ寸法も照合してください。

A5サイズのPDFとして保存する

提出先からA5のPDFを求められた場合は、A5用紙を指定して新しいファイルを作ります。原本とは別名で保存し、出力後のページ寸法まで確認しましょう。

リンクや入力フォームを使い続ける資料は注意が必要です。 印刷経由のPDF作成では、リンク・フォーム・しおりなどがそのまま引き継がれるとは限りません。元の作成アプリが使える場合は、そちらでA5に設定して再出力する方法も検討してください。

Windows:PDF出力先でA5を指定する

Windows版UPDFの印刷画面からPDF出力用のプリンターを選びます。用紙設定は出力先によって変わるため、プリンターを選んだあとにA5を指定する順序がポイントです。

  1. 印刷画面を開く。 A4のPDFを開き、保存メニューから「印刷...」を選びます。
  2. PDF出力先を選ぶ。 「Microsoft Print to PDF」を使う場合も、選択後の用紙一覧でA5を指定できるかを確認します。
  3. A5に全体を収める。 用紙をA5にし、ページ全体を縮小します。プレビューで各ページの表の右端やページ下部も確認します。
A5サイズのPDFを作る出力先と縮小設定
  1. 別名で保存する。 「印刷」を押して保存先を指定し、作成したPDFを開き直して寸法と内容を確認します。

A5を選べない場合は、A5に対応したPDF出力先を使うか、元データから再出力します。倍率だけを下げ、用紙をA4のままにすると、ページ寸法はA4のままです。

Mac:「プレビュー」からPDFとして保存する

Macでは、標準の「プレビュー」とプリント画面を使えます。

  1. プリント画面を開く。 A4のPDFを「プレビュー」で開き、「ファイル」→「プリント」を選びます。
  2. 用紙と向きを指定する。 「用紙サイズ」をA5にします。表示されない場合は、カスタム用紙サイズで148×210 mmを指定し、資料に合う向きを選びます。
  3. 全体を収める設定にする。 「プレビュー」で「用紙サイズに合わせる」→「画像全体をプリント」を選びます。「用紙全体を埋める」は端が切り取られる場合があります。
  4. PDFとして保存する。 「PDF」メニューから「PDFとして保存」を選び、別名で保存します。開き直してA5の寸法になっているかを確認します。
MacでA5用紙を指定してPDFとして保存する

紙に出す場合は、A5対応プリンターを選び、PDF保存の代わりに「プリント」を実行します。用紙の指定については、Appleの用紙サイズ設定も参考になります。

A5に縮小できないときの対処と仕上がりの確認

出力がおかしいときは、見えている症状から設定を見直します。

症状 確認すること 対処
文字や表の端が切れる A5に対して実寸大で出力していないか ページ全体を収める縮小設定に戻す。トリミングで内容を切って合わせない
保存したPDFがA4のまま 用紙もA5にしたか、出力先の変更で設定が戻っていないか PDF出力先を選んだあとに用紙をA5へ設定し直す
文字や細線が読みにくい 元の文字サイズや画像が、A5でも読み取れるか 元データの文字サイズやレイアウトを見直す。縮小しても画像の情報は増えない

配布・提出の前には、元のA4ファイルと比べて次の4点を確認してください。画面で小さく見えることや、ファイル名に「A5」と付けたことだけでは、変換できたと判断できません。

  • ページ寸法: 縦は148×210 mm、横は210×148 mm。複数ページでは途中のページも確認する。
  • 内容とページ数: 四辺の文字・図・ページ番号が残り、1ページずつ縮小した場合は元とページ数が一致している。
  • 読みやすさ: A5の実際の大きさで、小さな文字や細線まで読める。
  • 必要な機能: 元からあるリンク・入力欄・しおりを、保存したファイルで実際に操作できる。

A4からA5への変換に関するよくある質問

Q1. A5にするとPDFの容量も半分になりますか?

いいえ、ページ寸法とファイル容量は別です。画像やフォントなどのデータ量が同じなら、容量が大きく減らないことがあります。メール添付などの容量制限が目的なら、別途圧縮を検討します。

Q2. スキャンしたA4のPDFもA5にできますか?

はい、スキャンPDFもページ全体を縮小して出力できます。紙の大きさを変えるだけならOCRは必須ではありません。ただし、細かい文字の読みやすさを確認し、文字検索も必要なら別途文字認識を行ってください。

Q3. 両面印刷すると裏面が上下逆になります。どうすればよいですか?

A5で両面印刷できるプリンターの場合は、綴じ方向を確認してください。縦長資料を左右にめくるなら長辺綴じが基本です。最初の2ページで表裏の向きを確認してから、本番の部数を印刷しましょう。

まとめ

紙で配るならA5用紙への縮小印刷、PDFで渡すならA5寸法の別ファイル保存を選びます。どちらもページ全体を収め、まず1ファイルで仕上がりを確かめてから対象を増やしましょう。

保存したPDFは、見た目だけでなくページ寸法と必要な機能まで確認してから配布・提出してください。

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