PDFを英語に翻訳したいときは、翻訳する範囲と完成後の使い方に合わせて方法を選ぶことが大切です。レイアウトを保った英語版PDFが必要なのか、数ページだけ内容を確認したいのかによって、適した手順は異なります。
この記事では、日本語PDFを英語にする方法を、アプリでの全文翻訳、ブラウザでのページ翻訳、Google翻訳・Googleドキュメントの順に解説します。スキャンPDFの扱い方や、翻訳後に確認したいポイントもあわせて紹介します。
PDFを英語に翻訳する方法を目的別に選ぶ
最初に、必要な仕上がりから翻訳方法を選びましょう。契約書や提案資料のようにページ構成を残したいPDFと、内容だけをすばやく確認したいPDFでは、重視する機能が異なります。
| 目的 | 向いている方法 | 注意点 |
|---|---|---|
| レイアウトを保った英語版PDFを作る | UPDFのPDF翻訳 | 翻訳後も数値、固有名詞、改ページを確認する |
| ブラウザで必要なページを読む | UPDF AIオンライン | 対象ページと翻訳先言語を正しく指定する |
| 短い文章だけ英語にする | Google翻訳 | コピーすると元のレイアウトは保持されない |
| 訳文を編集しながら整える | Googleドキュメント | PDFから変換した時点で配置が変わる場合がある |
英語PDFを日本語にしたい場合や、端末ごとの翻訳方法も確認したい場合は、PDFを翻訳する方法でWindows、Mac、スマートフォン、ブラウザの手順を確認できます。
方法1:レイアウトを保ってPDF全体を英語に翻訳する
ページ数が多い資料や、表・画像を含むPDFを英語版として保存したい場合は、全文を処理できるPDF翻訳機能が適しています。UPDFでは、翻訳先の言語、ページ範囲、翻訳モードを指定して、新しいPDFとして出力できます。
PDF全体を英語に翻訳する手順
- UPDFで英語に翻訳したいPDFを開く
- 画面右側の「UPDF AI」から「PDF翻訳」を開く
- 翻訳言語を英語に設定し、ページ範囲と翻訳モードを選ぶ
- 「翻訳」を実行し、生成されたPDFの内容を確認して保存する

- 翻訳のみ:元の文章を英語に置き換えたPDFを作成し、英語版だけを通読したい場合に向いています。
- バイリンガルレイアウト:日本語の原文と英訳を並べ、固有名詞や重要な条件を照合したい場合に向いています。
処理後は、元のページと英語版を見比べ、表のセル、脚注、段落の順序が維持されているか確認してください。PDF全体を翻訳する現在の機能は、PDF翻訳機能の公式ページでも確認できます。

スキャンPDFはOCR後に翻訳する
文字をドラッグして選択できないPDFは、画像として保存されたスキャンPDFの可能性があります。その場合は、先にOCRで文字を認識できる状態にしてから翻訳します。
- PDFを開き、「OCR」で文書の言語と対象ページを設定する
- OCRを実行し、固有名詞、数値、記号が正しく認識されているか確認する
- 認識後のPDFを英語に翻訳し、原文と訳文を照合する
画像中心の資料を扱う場合は、スキャンしたPDFを翻訳する方法も参考にしてください。
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方法2:インストールせずにPDFを英語に翻訳する
ソフトをインストールせず、ブラウザで必要なページを英語にしたい場合は、UPDF AIオンラインを利用できます。PDFをアップロードした後、ページ範囲と翻訳先言語を指定して内容を確認できます。
- UPDF AIオンラインを開き、翻訳するPDFをアップロードする
- 翻訳機能を選び、翻訳先を英語に設定する
- 必要なページ範囲を指定して翻訳を実行する
- 翻訳結果を原文と照合し、必要な内容を保存またはコピーする

翻訳結果は画面上で原文と照合しながら確認できます。レイアウトを保った英語版PDFとして保存したい場合は方法1、必要なページの内容をブラウザですばやく確認したい場合はこの方法が向いています。一方、社外秘の契約書や個人情報を含む文書は、所属組織の情報管理ルールを確認してからアップロードしてください。
方法3:Google翻訳で短い範囲を英語にする
数行の文章や、PDFの一部だけを英語で確認したい場合は、Google翻訳へテキストをコピーする方法があります。すぐに試せますが、PDFの表、画像、ページ配置は引き継がれません。
- PDFで英語にしたいテキストを選択してコピーする
- Google翻訳で原文を日本語、翻訳先を英語に設定する
- テキストを貼り付け、訳文の固有名詞と数値を確認する
選択できないスキャンPDFでは、先にOCRが必要です。また、長い契約書や表の多い資料をこの方法で処理すると、段落や項目の対応関係が分かりにくくなることがあります。
方法4:Googleドキュメントで編集しながら英訳する
英訳後の文章を手作業で整えたい場合は、GoogleドライブにPDFをアップロードし、「Googleドキュメントで開く」で編集可能な文書に変換してから翻訳します。変換時にレイアウトが変わることがあるため、完成後の調整を前提にした方法です。
- GoogleドライブにPDFをアップロードし、「Googleドキュメントで開く」で編集可能な文書に変換する
- 「ツール」から文書の翻訳を選び、翻訳先を英語にする
- 作成された英語版で段落、見出し、表の配置を整える
- 内容を確認し、必要に応じてPDFとして書き出す
編集の自由度はありますが、元のPDFと同じレイアウトを再現するには調整が必要です。完成版PDFを短時間で作りたい場合は、最初からレイアウト保持に対応した方法を選ぶ方が負担を抑えられます。
PDFを英語に翻訳した後の確認ポイント
AI翻訳や機械翻訳は内容の把握に役立ちますが、重要な文書では原文との照合が欠かせません。提出、契約、社外共有に使う前に、次の点を確認してください。
- 固有名詞:会社名、氏名、製品名、地名が意図しない英語表記になっていないか確認する
- 数値と単位:金額、日付、割合、寸法、通貨、桁区切りが原文と一致しているか確認する
- 文書構造:表、脚注、注記、箇条書き、ページ参照の対応が崩れていないか確認する
- 重要表現:契約条件、否定表現、義務、例外、期限など判断に影響する箇所を原文と照合する
- 情報管理:機密情報や個人情報を含むPDFは、利用するサービスと組織のルールを確認して扱う
PDFの英語翻訳に関するよくある質問
Q1. 翻訳した英語版PDFはそのまま提出できますか?
提出先が定める形式や翻訳証明の要件によって異なります。社内確認用や内容把握には機械翻訳が役立ちますが、契約書、公的書類、証明書などでは専門家による確認や正式な翻訳が必要になる場合があります。
Q2. 無料でPDFを英語に翻訳できますか?
無料で試せるサービスはありますが、ページ数、ファイルサイズ、利用回数、出力形式に制限が設けられる場合があります。利用前に最新の料金プランと制限を確認し、重要な文書では翻訳結果を原文と照合してください。
Q3. パスワード付きPDFも英語に翻訳できますか?
閲覧や編集が制限されたPDFは、そのままでは翻訳や文字認識を実行できない場合があります。正当な権限とパスワードがある場合のみ保護を解除し、翻訳後は必要に応じて再度セキュリティを設定してください。
Q4. 数式や専門用語を含むPDFも英語に翻訳できますか?
翻訳は可能ですが、数式、化学式、略語、専門用語は誤認識や文脈違いが起こることがあります。用語集や既存の英語資料と照合し、重要な箇所は分野に詳しい人が確認してください。
まとめ:用途に合う方法でPDFを英語に翻訳しよう
レイアウトを保った英語版PDFが必要なら全文翻訳、必要なページだけ確認するならオンライン翻訳、短い文章ならGoogle翻訳、訳文を編集したいならGoogleドキュメントというように、完成形から方法を選ぶと作業しやすくなります。
どの方法を使う場合も、固有名詞、数値、重要な条件は原文と照合してください。まず内容をすばやく把握したい場合は、UPDF AIオンラインで対象ページを英語に翻訳し、必要に応じて全文翻訳へ進む方法も選べます。
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